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2019年07月14日

デコイ作戦

こんにちは、スタッフのミドリです(^^)
一度は絶滅したとまで言われた鳥島のアホウドリが、数千羽まで回復したのは、山階鳥類研究所を始めとする多くの方が何十年にも渡り、地道な保護活動を続けてきたからに他なりません。

その主な保護活動の1つに「デコイ作戦」というものがあります。
鳥島のアホウドリは島の南東側の燕崎の斜面で殆ど営巣していたのですが、この斜面は非常に脆く、簡単に崩れてしまう危険がありました。
せっかく数を増やしても、たった一瞬の地滑りで全滅してしまうかもしれないのです。

それを防ぐために、草木が生えて地盤が硬く、斜面も緩やかな島の西側にも営巣して貰おうと、アホウドリを誘き寄せるために考案されたのがデコイ作戦なのです!

島西側の緩斜面に実物大のアホウドリのデコイ(模型)をたくさん設置し、アホウドリの音声を流す事で、アホウドリの集団繁殖地を再現します。アホウドリは集団で繁殖する習性があるので、沢山の仲間の姿と声に引き寄せられるわけです。

デコイ作戦

今年の乗船スタッフ数十人のTシャツの背中には、アホウドリマスコットのオキノタユウ君がプリントされています( ^ω^ )
この時期は鳥島にはアホウドリはいませんが、もしかしたらたくさんのオキノタユウ君につられて、季節外れのアホウドリが姿を現してくれるかもしれませんね。


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Posted by はままつ少年の船 実行委員会 at 00:06│Comments(0)2019コラム
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