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2019年07月21日

アホウドリを守る土木工事

こんにちは、スタッフのミドリです♪
今回もアホウドリの保護の話をさせて頂きます。

アホウドリの数を増やすための取組みはデコイ作戦だけではありませんでした。

絶滅したと思われた鳥島で、1951年にごくわずかのアホウドリが再発見されたのが、島の東南端にある燕崎という崖でした。

デコイ作戦が成功するまでの間は、アホウドリはこの険しい崖に囲まれた急斜面でのみ繁殖していました。

しかもこの崖は、堆積した火山性の土砂がつねに流れ落ちるような非常に土壌が脆いのが特徴です。

人間目線だけではなく、アホウドリにとっても決して住みやすい環境とはいえず、卵やヒナが巣から転がり出たり埋まったりする事故が多発していました。

そこで足場を安定させるため、環境省と東京都が土留め工事を施したのです。21世紀に入るとこの燕崎で300カップル近くのアホウドリの繁殖が確認され、以後順調に数を増やしているのです。

土木工事というと自然破壊のイメージを持つ方も少なからずいるかもしれませんが、中には自然を守る工事もたくさんあるのです(^^)

このような自然と経済の両立も、SDGsの重要な要素になっています。

アホウドリを守る土木工事


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Posted by はままつ少年の船 実行委員会 at 01:59│Comments(0)2019コラム
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