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2019年06月02日

地球何百周分を飛び続けるアホウドリ

こんにちは、実行委員長のサトシです。長寿の象徴として「鶴千年亀万年」って言いますよね。
そんな鶴の寿命って何年か知っていますか?
実は野生では20〜30年だそうです。
因みにアホウドリは最高寿命が50~60年と、鶴より圧倒的に長生きです。

渡り鳥のアホウドリは一年の大半が空中にいるわけですが、雛の餌のために1万キロ以上飛び続ける事もありますし、50歳頃には総飛行距離が600万キロに達するとも言われています。

赤道で地球を一周すると約4万77kmなので、アホウドリは一生の内に地球の何百周分も飛んでいるわけです。

地球何百周分を飛び続けるアホウドリ

どうしてこんなに長く飛翔し続けられるのでしょうか?根性ですか??努力ですか???いいえ、違います。

答えは省エネして楽に翔べるからです。

アホウドリには翼をいっぱいに広げた状態で固定できる特殊な腱があって、大きな翼を広げたまま固定することができます。固定すれば筋肉を酷使する必要がなくります。

こうして無駄に羽ばたく事なく、海洋風になびかれながら、筋肉を休ませる事ができるから、アホウドリは延々と飛び続ける事ができるのです。

このようにアホウドリは構造的に滑空力はずば抜けていますが、飛行テクニックも天才的センスを持っています。
風が弱く空気抵抗によって推進力が低下した時は、絶えず弧を描いて上昇したり旋回したり、下降したりするので回復させているのです。

アホウドリがこんなにも凄まじい飛行性能を持っているなんて、名前や離着陸の心許なさ、ピジョン以上にのっそりした陸上の動きからは想像すら出来ませんよね?

人は見た目で判断してはいけないとよく言いますが、鳥も同じなのです!


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Posted by はままつ少年の船 実行委員会 at 00:31│Comments(0)2019コラム
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